基本は、ダメージの大きなクリーニングにはなるべく出さず、こまめなお手入れをこころがけ、天然のよさを保つことが大切です。
また、靴や鞄、ベルトなどに代表される皮革アクセサリーは、製品を永く美しく保つためにも、日頃のお手入れが大切です。
お手入れは、専用のクリーナーで汚れを落とし、防腐・防カビ効果もあるクリームで栄養を与えることです。
それぞれの皮革に適したクリーナーとクリームを使用することが肝心です。

 

お手入れ 表革(銀面) (一般的な革) 起毛品 (スエード等) エナメル

ホコリ
軽い汚れ

●着用(使用)ごとに布で拭く。
●やわらかい布で、レザークリーナーを薄く均一に伸ばして落とす。
●アニリン革は専用クリーナーで。
●着用(使用)ごとにスエードブラシ(固いナイロンブラシも可)でブラッシング。
●スエード専用クリーナー(液状/消しゴム状)を使用する。
●やわらかい布で拭く。
液状の汚れ
(しょうゆ、コーヒー等)
●すみやかにティッシュペーパーやハンカチで吸い取ったあと、風通しのよい場所で陰干しする。(熱乾燥は厳禁)
●跡が残った場合は、レザークリーナーを。
●乾燥後硬化したときは、軽くもみほぐし皮革用乳化クリーナー類を均一に塗る。
●速やかにティッシュペーパーやハンカチで吸い取る。
●跡が残った場合は、スエード用クリーナーを。
●硬化したら、軽くもみほぐしスエードブラシで整える。
●エナメル用のやわらかい布で拭き、クリーナーを均一に塗る。
水・雨に
濡れたとき
●表革と同じように、水を吸い取り自然乾燥する。
●硬化したら、軽くもみほぐしスエードブラシで整える。
●ティッシュペーパーやタオルで吸い取り、やわらかい布で拭き、自然乾燥させる。
●乾燥後、エナメル用クリームを塗る。
シワ ●ハンガーに吊るすか、着用の体温で自然に消すのが最適。
●上記方法でもとれない場合は、低温であて布アイロン。
●表革と同様に、アイロンの後はブラッシングで整える。  

 

 
カビ ●広げないように、軽く布で拭き取り、十分に乾燥させる。
●青カビ、黒カビは皮革の組織を破壊するため、修復は不可。
●よくブラッシングしてカビを除き、十分に乾燥させる。
毛羽付着  

 

●ブラッシングまたは、ロールブラシで軽く除去する。
その他   ●エナメルは樹脂加工品で寒さを嫌う。表面が寒さで割れないように、冬季の雨や雪の日の使用は避ける。
 
クロコダイル・オーストリッチ・ヘビ・トカゲなど稀少な高級皮革の俗称です。そのため価格もとびきりで一本ずつ状態も違うため、素人療法はおすすめできません。購入されたお店でのプロによるメンテナンスが一番無難。いいかえれば信用できるお店で購入したほうが良いということです。

 

<<お手入れ時の注意>>

●ベンジンやシンナーは厳禁。

●ひどい汚れやシミは落ちにくい(時間が経つとさらに落ちにくい)。無理をせずにクリーニング店に相談する。

●濡れタオルでのお手入れは厳禁。

●アイロンは取り扱い絵表示に従い、スチームや霧吹きは厳禁。

●クリームなどでのお手入れは、目立たないところで試してみる

 

【収納前】
汚れを除去し、自然乾燥で湿気をとり(カビ防止のため)、その後、保革クリームを塗りましょう。

【防虫・防湿】
防虫剤・防湿剤を入れて、保管しましょう。

【型くずれ防止】
肩や胸にやわらかい白紙を丸めて型を作る。服に合ったハンガー(肩幅の厚み)を選ぶ。カバーは、通気性のあるもの(不織布)、光を通しにくいもの(黒や茶)を選びましょう。

靴やバック等の保管時には、軽く詰め物(古新聞等で)をしておくと、型くずれが防げます。とくに、皮革製の靴には木製のシューキーパーがオススメ。

【保管場所】
洋服ダンス、衣装箱(1箱に1枚が目安)に保管する。ハンガーで吊るす場合は前後にゆとりを持たせる。

靴やバック等も密着させないようゆとりを持たせる。

湿気がなく、風通しのよい、光の当たらない場所に保管しましょう。

 

【クリーニング店に出す際には…】

・皮革は、繊維製品と異なった性質を持つため、クリーニングで変化が生じることがある。
・上下、アンサンブル、ベルト等は一緒に出す。

・多少サイズが変化することがある。

・出す前より色が濃くなったり、薄くなったりすることがある。

・感触や光沢が変わることがある。

・パーツごとの色差やシミ、動物の生体時のキズ跡が目立ってくることがある。

クリーニング店に出すときも細心の注意が必要です。

 

<<保管時の注意点>>

●重ねると、色移りすることがある。

●とくにスエード製品は日焼けしやすいので、光の当たらない場所に保管する。

●ときどき取りだして、チェックする。

●梅雨時や湿気の多い押入れにご注意。放っておくと湿気を吸って革が伸びて変形したり、カビのはえる原因になる。

●たとえどんなにお気に入りのバッグや靴であっても、毎日の使用は避ける。使用後は2〜3日の休養を与えるようにする。これが永く美しく使う方法。



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