Copyright(C) 2005 そうか革職人会 All rights reserved.

  • b-facebook

August 8, 2018

September 1, 2017

Please reload

最新記事

I'm busy working on my blog posts. Watch this space!

Please reload

特集記事

伊藤産業

September 1, 2017

 

まず、伊藤産業さんは革の鞣(なめ)し・染色工場ということですが、同時に草加の地場産業のそうか革職人会の会長さんでいらっしゃいます。

 

〇そうか革職人会について

茂垣(以下“茂”)「今年で何年目ということになりますか?」

伊藤(以下“伊”)「15周年ですね、15年目になります。」

 

茂「今年、レザーフェスタの開催日は?」

伊「11月18・19日に開催されます。」

 

〇伊藤産業さんについて

茂「創業は?」

伊「昭和27年11月です。」

 

茂「その前は東京でやられたりしていたのでしょうか?」

伊「その前は、2年前の昭和25年に、“伊藤皮革工業所”として草加市内で…吉町というところに場所を借りてスタートしたんです。瀬崎に移転し、ここに工場を建てたのが昭和27年11月です。」

 

茂「鞣したり、染色したりする革の種類は?」

伊「一番多いのは羊で全体のおよそ7割、それからヤギが2割ほど。他にはカンガルー、鹿などで1割ぐらいですね。」

 

茂「羊の使用用途は何ですか?」

伊「ソフトレザー(柔らかい素材)が中心になります。羊の場合は主に革手袋、ジャケットなど革衣料、革バッグや財布等の小物がメインですね。」

 

茂「ヤギはどういうものになるのですか?」

伊「インドやパキスタンの原材料がメインで、柔らかい革で、用途としてはバッグなどのブランド品の袋物が主力です。」

 

茂「カンガルーは?」

伊「革のジャケットやシューズですね。どちらかというと、一般的には靴もスポーツ選手(サッカーや陸上選手)のシューズに多いけど、うちでは靴は一部だけで、やっぱりジャケットが多い。カンガルーは丈夫で非常に軽くて柔らかいのが特徴。」

 

茂「鹿は?」  

伊「主力的にはバッグ等の袋物と、甲州印伝の素材づくり(印伝の革素材の袋ものの下地作り)ですね。

うちは、とにかく柔らかい革を作るのを得意としています。」

 

茂「染めるインク(染料)にも、普通のものとエコレザーで使用されるものとで違いがありますよね?」

伊「そうですね、エコレザー用の染料は有害物質が一切含まれていないものを使います。

エコレザーを作っている会社としてアゾ染料というものを使っています。」

 

茂「『エコレザーってなに?』って皆さんに聞かれるのですが…」

伊「わかりやすく書いてある小冊子があるので渡しますね。」

茂「皮産連(JLIA:日本皮革産業連合会)が出している基準を満たされている工場で作られた革がエコレザーと呼ばれて、革だけでなく工場の環境も整っていないと(排水処理等の条件をクリアしていないと)エコレザーとは言えないのですよね?」

伊「そういうことですね。」

 

茂「こちらの工場は、草加の子どもたちが見学に来たりするのでしょうか?」

伊「昔は見学をしに来ていましたが、今は工場も狭く危険な部分もあり、一般的には受け入れはやっていないんです。ただ地元の瀬崎小学校に関しては少人数で対応しているのと、教育委員会からの小中学校の新任の先生向けの研修は毎年やっています。

 

 

茂「次世代に向けて、という部分では草加の子どもたちに革をどのように伝えたい、残したいとお考えですか?」

伊「今、革職人会として出前講座などで革に触れてもらうことで、子どもたちに革の良さや特性を教えていくということと、将来的に革を扱う職業やデザイナーなどになった場合に革素材の魅力を知って生かしてほしいということ、あとは天然素材なので、例えば建築業界に行った人には建築部門で実際に応用してもらうとか、あるいは(今までにない靴やバッグのような革製品としての利用以外での)新しい革の使い方を開発・応用して、魅力を見出してもらいたい…そういうことを、草加出身の子どもたちに期待したい。

(同じく革の街として知られている)姫路あたりだと、教育委員会が子どもたちに向けて発信しているようだがなかなか教育現場では活用が難しいとされている。我々は第一歩として子どもたちに草加は革の街で、革にはこんな魅力があって利用価値があるよと知ってもらいたいし、それを将来的に生かしてもらいたいという思いはありますよね。」

 

茂「せっかく草加で生まれ育った子たちだから、革を体に染み込ませたいですよね。」

伊「これだけ材料・素材がたくさんある時代だからこそ、合成のものや人工皮革にない天然皮革の良さを子どもたちが見つけてくれたらいいですよね。」

 

茂「今、動物クラフトをやられていますが、学年ごとに違うキットを作らせて、年々スキルアップさせていくといかいう形も面白いかもしれないですよね?中学生になればおしゃれにも敏感になったり、センスのある子はビックリするようなものができるかもしれない。」

伊「そうですね、年代(学年)でモノづくりの形を変えていった方がいいかもしれない。

動物クラフトを作らせていてもセンスのある子が出てくる期待感はありますね。」

 

 

茂「他に何か伝えたいことはありますか?」

伊「この産業に若い人がなかなか入ってこない難しさはあるけど、革職人を目指す若い人が来てもらえたらいいですよね。」

 

茂「ファッションや革が好きな人っておしゃれですよね。それを商売にしたいと思った時に草加に来たいと思わせるような地盤を作りたいですよね。」

伊「そうそう、そういう意味では、素材から最終製品ができるという地盤であるから、そういう人たちが来て、素材から選んでもらって職人と一緒に商品を作ってくれたら、と思いますね。

今、少しずつぱりっせの方にも素材…端切れでなく一枚革を提供したりしているので、そういうものも使ってもらえれば。」

 

茂「ありがとうございました。」

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload

ソーシャルメディア

I'm busy working on my blog posts. Watch this space!

Please reload

タグから検索
Please reload

アーカイブ
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square